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体験ダイビングは何歳から潜れる?

体験ダイビング、子供は何歳から参加できる?

ダイビングは、子供から大人まで幅広く楽しめる海のアクティビティです。成長度合いや理解力を踏まえて年齢制限が設けられていますが、適切なプログラムを選べば、子供でも安全に海中世界を体験できます。ここでは、PADI基準を中心に、子供がダイビングを始められる年齢と、そのステップアップについてご紹介します。

8歳から参加可能なプログラム:バブルメーカー

PADIが提供している「バブルメーカー」は、8歳から受けられるプログラムです。水深2メートルまでのプールや足のつく浅い海で「水中で呼吸する」感覚を試し、子供にとって初めてのダイビング体験への入口として位置づけられています。実際に多くの魚を見ながら泳ぐというよりは、器材に慣れて水に顔をつけてみることからスタートするプログラムです。

開催しているダイビングショップは限られることがあるため、事前に確認が必要です。また、本格的なダイビングをするにはまだ早いと感じる場合には、シュノーケリングから始めて海に慣れておくのもひとつの選択肢です。

10歳から本格的なダイビングが可能

10歳になると、いわゆる「体験ダイビング」や「ライセンス取得」のためのコースに参加できます。体験ダイビングのプログラムは「ディスカバー・スクーバ・ダイビング」と呼ばれ、プールや穏やかな海を利用して水深6メートルほどからスタートし、オプションで最大12メートルまで潜れる場合もあります。ライセンス取得に関しても、「ジュニア・オープン・ウォーター・ダイバー」などのコースが用意されており、子供向けならではの指導や安全基準が適用されます。安全性を確保するために親や保護者、PADIプロフェッショナルと一緒に潜るルールがあり、深度は12メートル程度が上限となります。それでも十分に海の美しさを味わうことができ、子供が「海中世界が好きだ」と感じる大きなきっかけになるでしょう。

12歳~14歳はさらにチャレンジ幅が広がる

12歳に達すると、体験ダイビングやオープン・ウォーター・ダイバーとしての海中探索に加え、「ジュニア・アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー」や「ジュニア・レスキュー・ダイバー」などのより専門的なコースにも進めるようになります。取得したライセンスによっては、最大で18メートル、あるいは21メートルまで潜れるなど、大人のダイバーに近いレベルで水中を探検できるようになるのが特徴です。ただし、14歳以下の場合は、必ず成人の認定ダイバーと一緒に潜る必要があります。これは成長段階にある身体を守ると同時に、安全な環境でダイビングの楽しさを継続して体験してもらうための配慮でもあります。

15歳以上で大人と同条件に

15歳の誕生日を迎えると、それまでの「ジュニア・ダイバー」から大人と同じライセンスへ切り替えられるようになり、最大で30メートルまで潜れるようになります。たとえば「ジュニア・オープン・ウォーター・ダイバー」は「オープン・ウォーター・ダイバー」に、「ジュニア・アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー」は「アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー」に切り替えが可能です。自動で新しいカードが送られるわけではないため、書き換えたい場合には再発行の手続きが必要になりますが、ジュニアのカードでも問題なく潜ることはできます。

シニア世代も健康であれば参加可能

ダイビングには特に上限年齢は設定されていません。体力や身体の状態に合わせて無理なく行えることが大切であり、医師の診断で問題がなければ高齢の方でも楽しむことができます。むしろ水中では重力の影響が少ないため、腰や膝への負担が軽いというメリットを感じるシニア世代も少なくありません。健康と安全の確保を第一に考えながら、家族三世代で海中世界を楽しむ姿も決して珍しくなくなりました。

子供と一緒に参加!確認ポイントと注意点

子供にとっての初めてのダイビングは、未知の世界への大きな冒険ですが、安全に楽しく潜るためには事前の準備と確認が欠かせません。未成年者が参加するには保護者の同意やショップの選択、健康状態のチェックなど、押さえておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、子供と一緒にダイビングを計画するときに知っておきたい注意点を、順番に見ていきましょう。

保護者の同意が必要

未成年者がダイビングを行うには、ダイビングショップや講習機関で用意される同意書への署名が必要です。親子で一緒に講習を受ける場合だけでなく、子供だけが参加するプログラムであっても保護者の承諾は必須とされることが多いです。ダイビングは一歩間違えると危険を伴うスポーツでもあるため、事前に必要書類を確認したうえで、子供の体力や精神面での準備状況をしっかりと把握しておくことが大切です。

また、子供が初めて海に入る場合は、水慣れの段階からゆっくりと進める必要があります。潜る前にシュノーケリングを試したり、プールでスキンダイビングに近い感覚を体験させたりすることで、水中環境に対する不安を減らしていくことができます。保護者自身もダイビング経験がある場合は、子供の目線でどのような点が怖いのか、どんな場面で不安を抱きやすいのかをイメージしながら、一緒に学んでいくとよりスムーズです。

ダイビングショップと器材選び

子供がダイビングを始める際、最も気をつけたいのはダイビングショップの選択です。特に、子供向けの講習や体験ダイビングを積極的に行っているショップでは、子供用のマスクやフィン、レギュレーターなどを用意している場合が多く、スタッフも小さな子供に合わせた教え方に慣れています。器材サイズが合わないと水が入ってきたり、動きにくさからストレスを感じたりしてしまうため、子供の体格に適した器材をそろえてもらうことが重要です。

さらに、親や保護者が同席できる環境でダイビングを行うことで、子供も安心しやすくなります。練習はなるべく浅瀬や足のつくプールなどの安全な場所から始め、慣れたら少しずつ海に移っていくとよいでしょう。ショップのウェブサイトや口コミを通じて、実際に子供をダイビングに参加させた家族の体験談を確認しておくことも、失敗を防ぐうえで役立ちます。

健康状態のチェックと安全管理

ダイビングには、耳の圧力調整や水中での呼吸といった特有のリスクがあります。耳抜きがスムーズに行えないと、鼓膜を傷めたり中耳炎を引き起こしたりする可能性があり、痛みやめまいが生じることもあります。子供は大人に比べて身体がまだ成長段階にあるため、よりゆっくりと潜り、こまめに耳抜きをする癖をつけることが大切です。うまく耳抜きができないと感じたら、無理をせず深度を上げてインストラクターに相談し、必要に応じて水面へ戻りましょう。

呼吸器系に疾患がある場合や、過去にぜん息などの症状があった場合には、事前に医師に相談してからダイビングに臨むことが望ましいです。肺の機能が低下していると水中での呼吸が困難になる恐れがあり、呼吸困難や肺の損傷を引き起こすリスクがあります。また、アレルギー体質の子供が海藻やプランクトンに触れると、皮膚に赤みやかゆみが出たり、重度の場合は呼吸障害を起こす可能性もあるため、事前の検査や医師への相談が欠かせません。

子供だけでなく、同行する大人の健康状態も同様に重要です。体調がすぐれない状態で潜ることは避け、特に発熱や風邪の症状、耳や鼻に痛みを伴う炎症がある場合には、回復を待ってから計画を立て直したほうが安全です。大人が万全のコンディションでサポートできるようにしておくと、子供も安心して水中世界を楽しむことができます。

教育的な側面も

海という未知の世界と触れ合うダイビングは、子供にとって単なるレジャーにとどまらず、大きな学びの場にもなります。海洋生物やサンゴ礁の生態系に触れながら、自然の尊さや環境保護の大切さを感じられるため、探究心や好奇心を刺激し、生き物や自然科学に興味を持つきっかけを与えてくれるでしょう。自分自身の身体と向き合いながら海中でのルールを守る経験は、責任感や自律心を育てる機会にもなります。

とはいえ、ダイビングが好きになるかどうかは子供によって異なるため、最初から長時間のメニューや深い海域へ行く計画を組むのではなく、少しずつ慣れてもらうことが大切です。海の楽しさを感じながら安全面もしっかり押さえ、「また潜ってみたい」と思える経験を積ませることで、家族みんなの思い出に残るかけがえのない体験となるはずです。子供と一緒にダイビングを始める際は、こうした教育的な要素を意識しながら、親子の絆を深める機会として活用してみてください。

体験ダイビングってどんなことをするの?

ライセンス不要でも楽しめる水中散歩

体験ダイビングは、まだCカード(ライセンス)を持っていない方でも気軽に参加できる海のアクティビティです。専門知識を持ったインストラクターがマンツーマン、あるいは少人数のグループでサポートしてくれるため、初めて水中に入る場合でも安心して挑戦しやすいです。器材の使い方や海中での呼吸法、基本的なハンドサインなどは事前にレクチャーを受けられるので、多少の緊張があっても不安を最小限に抑えてスタートできます。実際に海中へ潜ると、周囲を泳ぐ魚やサンゴを間近で観察できるほか、水面の上とはまったく違う静かな世界を散歩するように楽しめることが大きな魅力です。

所要時間と潜水時間の目安

体験ダイビングでは、説明や器材のセッティングを含めた全体の流れにおよそ2~3時間ほどかかることが多いです。移動やブリーフィングの時間が長めに設けられるのは、水中での安全を確保するために重要なプロセスがあるからです。インストラクターから基本的なルールや緊急時の対処法をしっかり学び、わからないことを質問してから潜るため、初めての方でも落ち着いて準備ができます。実際に海底へ潜っている時間は、初めての参加者であれば20~30分程度が目安で、慣れてきても1ダイブあたり40~45分程度に抑えられる場合が多いです。最初から長時間のダイビングをすると疲れやストレスを感じやすいため、ゆっくりと海の環境に慣れていくことが安全面でも大切です。

水深が浅くても楽しめる魅力

体験ダイビングで潜る深さは、一般的に5メートルから深くても12メートル程度までとなることが多いです。まだライセンスを持たない段階で無理に深く潜ると安全上のリスクが高まるため、インストラクターが深度をしっかりコントロールしてくれます。実は数メートルほど潜るだけでも、水面から見る景色とはまったく異なる別世界が広がり、カラフルな魚やサンゴに出会えるだけでなく、水中の静寂をゆっくり味わうことが可能です。浅瀬でも透明度が高いエリアでは、太陽の光が差し込みやすいぶん鮮やかな景観を楽しめるため、撮影にも適しています。初めてのダイビングでは無理をせずに浅めのポイントで安全を優先しつつ、海の魅力を気軽に堪能してみてはいかがでしょうか。

家族で参加する前に確認しておきたいことリスト

全員の健康チェック

家族で体験ダイビングに参加する際は、まず全員の健康状態を確認することが大切です。過去に耳や肺の疾患、ぜん息などがあった場合は、事前に医師に相談し、潜水が可能かどうかを確認しておくと安心です。風邪気味や発熱、耳や鼻に炎症がある状態で潜るとトラブルが起きやすいため、当日の体調を考慮して無理せずスケジュールを調整してください。

ショップへの事前確認

子供が参加する場合は、子供用器材やレッスンに慣れたスタッフがいるか、子供料金の設定やキャンセル規定がどうなっているかなど、細かな点も含めてダイビングショップに確認するとスムーズです。集合場所や時間のほか、船で移動するプランなのか、プールで練習する工程が含まれるのか、といった内容も事前に把握しておくと安心して準備できます。

持ち物の準備

体験ダイビングでは、水着のほかタオルや着替え、サンダル、日焼け止め、必要に応じて酔い止め薬などを用意しましょう。特に小さいお子様は濡れても寒くならないよう、ラッシュガードやバスタオルを準備しておくと快適に過ごせます。船上では思った以上に日差しが強いことが多いため、こまめな水分補給とともに日焼け対策を心がけてください。現地で調達できるグッズもありますが、忘れ物がないよう事前にリストを作っておくと便利です。

ダイビング後の飛行機搭乗制限

ダイビングのあとに飛行機に乗る予定がある場合は、潜水後に一定時間を空ける必要があります。一般的には、体内に溶け込んだ窒素を十分に抜くために最低でも12~18時間(推奨は18~24時間)程度を確保するのが望ましいとされています。子供を含む家族全員が安全に移動できるよう、旅行スケジュールを組む際には必ずダイビングショップや航空会社の情報を確認し、無理のない日程を計画してください。

まとめ

子供が参加できるダイビングの年齢は、一般的には10歳からで、8歳から挑戦できる「バブルメーカー」というプログラムもあります。安全に楽しむためには、身体的な成長や理解力を考慮した制限やルールがあり、インストラクターや保護者のサポートのもとで進めることが大切です。十分な事前準備と健康チェック、そしてダイビング後のスケジュール管理をしっかり行えば、家族全員にとって素晴らしい思い出を作ることができます。海の魅力を堪能しながら、ぜひ安心して体験ダイビングに挑戦してみてください。

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